西崎氏? 西崎さん?
ゼンリンの「住宅地図」をネットで購入しました。
なんと一万円弱。しかし、研究のためと「えーい」とばかりに購入。
届いて、包装を解いて、一瞬。
ほんとうに一瞬で早速一つの謎が解けました。
西崎山。
という文字。
なーんだ。
北斗の「フゴッペ」の中に、
一名これをMochashi-kotともいわれてゐるが、或る日とはそれはポンチャシコツの間違ひであらう(西崎氏の裏山のこと)といはれてはゐるが……
という記述があり、それを、私はずっと「西崎氏の所有する山」かと思っていたのです。
でも、これは「西崎氏」ではなく「西崎山」ではないかと。
つまり北斗は「西崎さんの裏山」と書いたのではないかと。「山」をひらがなで開いて書くことはまあ、あることですよね。
それが、新聞掲載の時にか、もしくは希望社版『コタン』掲載時に「西崎氏」に直されてしまって、そのまま現在に至っているのではないかと思い至ったのです。
「西崎山」は場所的にもフゴッペ遺跡にも近いですし、「フゴッペ」の内容とも合致するんですね。
あー、なんだって感じです。
地元の人なら、「西崎氏の裏山」といわれたら、「西崎山のことだな」とわかるんでしょうが……。
もう、こういうことがあるから、研究は楽しいんですね。
それから、
(1)西崎山にはストーンサークルがあるんですね。
(2)旧フゴッペ遺跡は、「古代文字踏切」と書かれてありました。
(3)ゼンリンの住宅地図が届いた夜、「プロジェクトX」でゼンリンのエピソードをしていました。地図製作の苦労。いや、ありがたいですね。
※管理人注 どうやら「西崎氏」は、西崎氏所有の山という意味でよいようです。(2005/10/16)
コメント