ラヂオと北斗
昭和3年9月3日の日記
山野鴉八氏から葉書が来た。仙台放送局で来る七日午後七時十分からシシリムカの昔を語るさうだ。自分が広く内地に紹介される日が来ても、ラヂオも聴けぬ病人なのは残念。
これはもしかしたら、北斗のことが、この放送で紹介された、と見るべきなんでしょうか。
いままで、「もし、そういう日が来たら」という仮定だと思ってたんですが、そういうふうにも読めるんですね。
語る内容「シシリムカの昔」は、沙流川の昔のことですから、平取にいた北斗であれば、紹介することはできるわけです。
※「山野鴉八」はただしくは「山野鴉人」。昭和3年9月7日に仙台放送局(ラジオ)で午後7時10分より「趣味講座・短歌行脚漫談」が実際に放送されている。北斗が紹介されたかどうかは不明。(05/10/16)
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