ウタリグス
2月14日(月)19時49分38秒
北斗は上京時、ウタリグスを持参している、と大辞典のほうに書いていますが、どうもそれは間違いですね。東京アイヌ学会の時、『茶話誌』とともにテーブルの上に並べられ、伊波普猷がそれを見ています。『茶話誌』は、中里凸天とともに作っていた同人誌『コタン』の前身です。
上京前からウタリグスを持っているのなら、バチラー八重子のことを当然知っているはずですが、その気配はない。やはりウタリグスは、上京時に金田一に見せられたものではないか、と思います。
また訂正しておきます。
2月15日(火)17時08分5秒
北斗が東京アイヌ学会で講演したあと、テーブルの上に『ウタリグス』と『茶話誌』が並べられ、伊波普猷はそのことを『目覚めつつあるアイヌ種族』に書いています。
大辞典には、この記述から、北斗が上京時にこの二誌を持ってきたかのように書いてありますが、それは茶話誌だけで、ウタリグスは上京後に金田一にはじめて見せられたものであろう、ということです。
わかりにくくてすみません。
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