東京府市場協会
3月28日(月)00時24分43秒
北斗の東京での身元引受人、高見沢清についての記事を見つけたので、拾っておきます。
昭和3年7月7日讀賣新聞(東京)朝刊(3面)婦人欄
(表題のみ)
日常必需品の買物の仕方 経済的なのは現品むき出しの品
あまり宣伝をするものや 包装の綺麗な品物は高い
東京府市場協会常務理事 高見沢清氏談
内容は、そのままです。商品の見た目や宣伝に騙されるな、という主婦へのアドバイスです。現代にも通じるかも知れません。
この中で高見沢は「市場協会が経営する30ヶ所程の公設市場云々」と言っていて、あれ、市場協会って民間じゃなかったっけ、と思ったんです。東京府市場協会は財団法人で、国の役人の天下り先でもあるようなんですが、これってなんていうんでしょうか。3セク?でしょうか。
昭和3年7月21日朝刊3面 婦人欄
(表題のみ)
精力旺盛剤に米糠を召上れ 婦人は特によい
鶏卵などは馬鹿らしい位
東京府市場協会常務理事 高見沢清氏談
これは、思いっきりテレビのような「米糠健康法」のおすすめです。高見沢は自ら米糠健康法を実践し、すこぶる調子がよく、その立場からパン屋に米糠パンまで作らせてしまったとのこと。大新聞なのに鶏卵などは「馬鹿らしい」位とは、えらい書きようですが。
いずれも、北斗が北海道に去った(闘病中)の新聞です。東京時代に北斗も米糠を食べさせられたのでしょうか?
« 北斗のテレビ | トップページ | コザハ? シモケホ? »
コメント