中里徳太郎 の父
5月28日(土)18時58分40秒
余市アイヌの先覚者であり、北斗も影響を受けた中里徳太郎について。
先日、余市で「北斗に尺八を教えたのは中里徳太郎の父である」という情報を得たのですが、あれっと思いました。
金田一京助の「アイヌの話」では、中里徳太郎の父は徳蔵といって、徳蔵は和人のリンチに遇い、虫の息で九つの息子徳太郎に同族の地位向上のためには教育が重要だ、と言い残して死んでいます。
ということは、北斗とは接点があるはずはない。
ここで、中里徳太郎の父を系図でたどってみると、徳太郎の父は伯太郎になっています。伯太郎は、中里家出身の父甚作の兄であり、北斗が親しくし、教えをうけるのもわかります。
徳太郎の父は徳蔵か、伯太郎か。
そのあたりの追究はおいておいて、やはり北斗が尺八の手ほどきを受けたのは伯太郎ではないか、と思いますね。
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