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2005年8月18日 (木)

違星北斗の旅 4日目 白老・森竹竹市をめぐって

2005年08月18日02:16

 8月16日 4日目 

 白老の駅前で今日も自転車を借りました。
 昨日、ポロトコタンの森竹商店を訪ねて、違星北斗と森竹竹市(北斗と親交があり、アイヌの歌人・詩人として名高い)の関係について聞いてみたところ、店にいたおばさんは、森竹竹市の息子さんの奥さんにあたる方だったのですが、森竹竹市の遺稿はすべて、研究者の方に預けてある、詳しくは「森竹竹市研究会」というのがある「白老仙台藩陣屋跡資料館」(以下「資料館」)に行って聞いてみてほしい、とのことでした。

 ところが、昨日は月曜日で資料館が休みだったので、仕切直しということで、本日資料館を訪ねました。

 この資料館が立っているのは、ようは仙台藩士の駐屯地の跡地ですよね。幕末、ロシアなんかの脅威に対抗するため「蝦夷地」が松前藩の手から幕府の「直轄領」となったため、東北の各藩が幕府の命を受け、それぞれ出張ってきたそうなのですが、この白老はそれが仙台藩だったそうです。実際には12年ぐらい、陣屋で生活して、維新を迎えたそうです。
 なかなか気持ちよく整備された公園で、資料館が開くまでのあいだ、散策などしておりました。

 会館前の9時過ぎに資料館に入れてもらい、子ども向けだと思われる「ハイビジョン」VTRを見たのですが……。
 うーん。

 たとえば、VTRにこんな子ども向けの「漫画」があるんです。(記憶なのであいまいですが)。

 樺太に銃剣を持ったロシアの兵士乗り込んできて、民族衣装を着たアイヌの女の子が「おっかないよー」って泣いている。
 そこに、幕府の命を受けたサムライが北海道に乗り込んでくる。
 それで「蝦夷地」からロシア人は出ていきました、メデタシ、メデタシ。


 うーん。
 うーん。
 ここの学芸員さんには大変、非常にお世話になったから、一応ノーコメントということにします。

 そうそう、その学芸員さんに、いろいろ違星北斗と森竹竹市のことについて聞きました。
 まず、私が探していた違星北斗と森竹竹市の往復書簡というのは、存在しないのではないか、ということ。
 それから、森竹竹市研究会が過去に違星北斗を訪ねるツアーをやったそうで、その時の資料をいくつかいただきました。
 この中には結構オッと思う記述がありましたが、それがY先生の記事でした。学芸員の方にこの先生(苫小牧在住)をご紹介していただけましたので、アポを取ってお話を聞こうと思いました。
 森竹竹市の巡回展が、現在、日高門別で行われているということもお聞きしました。どうせ平取へ行く時に近くまで来るので、その際にぜひ見ていこうと思います。
 

 お昼頃、資料館を後にして、ある公園に行きました。
 そこは違星北斗が白老に来たときに訪ねた、高橋先生というお医者さんのいた病院の跡地です。この高橋先生は、コタンのシュヴァイツァーと呼ばれる名医で、生前に銅像が建てられたほどだそうです。
 その銅像も、この公園に移設され、そばにアイヌの碑という石碑も建てられていました。
 石碑に写された病院の写真を見ながら、ここにも北斗が来たんだなあ、と思うと感慨深いものがありました。
 

 昼すぎ、苫小牧へ。
 一冊、見たい本がありましたので。
 湯本喜作さんという人が北斗、竹市、もう一人バチラー八重子という3人のアイヌ歌人の事を書いた『アイヌの歌人』という本があるのですが、その本を書くのに協力し、違星北斗に詳しかったという方の遺著がこの苫小牧の図書館にある
そうなので、それを探しにきたのでした。
 結局、一応あることはあったのですが、北斗のことについてはまるで書いてありませんでしたが、その著者の方の経歴等がわかったので、まあいいか、と思いました。

 せっかく図書館に来たので、いろいろと資料をあたってみました。この苫小牧の図書館のいいところは、他の図書館なら書庫に入っていて、いちいち書類を書かなくてはいけないような本でも、フツーに書架に並んでるところですね。また、コピーもいちいち書類をかかなくてもいいので、比較的自由にさせてくれるので助かりました。
 これまで見たくても見れていなかったアイヌ史の古い資料に目を通すことができました。
 その中には、違星家の人からの聞き語りや、北斗の祖父に関係する資料、さらにその祖先の名前が出てくる江戸後期の資料もありました。その他にも、北斗が暮らした当時の余市の農林水産・商工業の資料など、いろいろな資料を漁ることが出来て、大収穫でした。結局、2時ごろ入って閉館の7時までいました。

 そのまま苫小牧泊。
 苫小牧って、なんだかとっても大都会なんですね。
 そういう地域住民なら自明のことなど、何も知らないのでいろいろ困ってしまいます。

 というわけで、4日目、おしまい。

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