阪妻と北斗
仕事で映画の歴史について勉強中。
特に興味深いのは黎明期、無声映画時代のスターたち。「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助とか、「阪妻」阪東妻三郎とか。明治末とか、大正時代なんですよね。
僕の調べているアイヌの歌人・違星北斗も東京時代にこういう映画を観たんだろうなぁ、とか思いながら勉強していました。
そういえば「阪妻」といえば……。
「阪妻の型をまねする子供等の、元気は俺のどこにもないのだ」凸天
これは、違星北斗の歌ではなくて、その従兄弟で幼馴染み、共に「コタン」という同人誌を出版した中里篤治(凸天)の病床の短歌です。昭和2年の作だと思われます。
なるほど。大昔の映画スターって、子供達のアイドルでもあったんですね。今のライダーとかレンジャーみたいなもんでしょうか。たぶん。
コメント