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2006年3月25日 (土)

木呂子敏彦氏所蔵の資料


「違星北斗の会」主宰、木呂子先生のご遺族の方から、先生が所蔵されていた資料のコピーを送っていただきました。
 ほんとうにありがたいです。
 感動の連続です。興奮がおさまりません。

 新発見の連続です。
管理人  ++.. 2006/03/25(土) 12:01 [146]

とりあえず、資料のリストです。

●「北斗についての早川通信」早川勝美
 早川勝美氏から谷口正氏への書簡、昭和41年5月13日。
 早川氏は北斗の調査をされていたようで、新事実多し。
 圧巻は北斗に関する、北斗より18才年上のお婆さんの聞き書き。

●「湯本喜作著『アイヌの歌人』について」古田謙二

 北斗と親交の厚かった教師・古田謙二が、湯本喜作の『アイヌの歌人』の正誤について書いて(聞き取り?)いる。
 いろんな謎がとけました。
 表題だけ書いておきます。
 「私と北斗」「瀧次郎という名」「西川光二郎の北遊の途次に知られ…」「北斗と女性」「フゴッペの洞窟」「西田教授は本気で相手にしていない」「北斗の家」「中里篤治のこと」「クリスチャン」「並木凡平」「北斗の日記」「知里真志保氏」「北斗の実父 イコンリキ」「西川光二郎氏」「余市のフゴッペ洞窟について」「イサシの山のとほくかすめる」「山岸院長は元軍医中将で」「奈良直弥先生」

●「北斗の歌に思ふ」白老 森竹竹市

 北海道新聞「卓上四季」の記者へ宛てた、森竹竹市の手紙。

●評伝(小説?)「放浪の歌人・違星北斗」武井静夫
 連載、掲載紙不詳だが、北海道の雑誌かとおもわれる。(二回分、生い立ちから、小学校まで。精細な調査に基づいて書かれている)

●小説「泣血」阿部 忍
 原稿用紙100枚以上の大作。
 北斗の少年時代から、東京時代、帰道後、死まで。昭和27年。フィクションなので、事実に合わない点は多い。
 梗概「駒沢文壇第2号」昭和26年6月18日
 其の一「駒沢文壇3号」昭和26年7月20日
 其の二「波 第2号」昭和26年12月1日
 其の三「波 第3号」昭和27年2月1日
 其の四「波 第5号」昭和27年4月1日

管理人  ++.. 2006/03/25(土) 14:16 [150]

私も楽しみにしています。
「もうこれ以上は分からないだろう」とあきらめてたようなことが分かることって時々あるんですよね。私も地元のアイヌ史を調べていますが、びっくりするようなことを知ることもあります。もうとっくに散逸しててもおかしくないような資料を遺族の方が大事に持っていてくれて感動するようなこともあります。

その新資料の中身がどのようなものなのか知るのが楽しみです。

poronup  ++.. 2006/03/25(土) 16:48 [151]

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