イコンリキ
イコンリキ(伊古武礼喜)
文化11(1814)年生。北斗の祖父・万次郎の実父。イコンリキのエカシ・シロシ(下図)が違星家の苗字の由来となった。(「我が家名」)
イコンリキの実子、万次郎はイソヲクの娘ていと結婚(婿養子)になり、イソヲクの家が違星家となった。
日本の家紋では、「×」は「直違」(すじかい、すじちがい)と呼ばれ(戦国武将の丹羽長秀の家紋がこれにあたる)、また家紋において交差することを「違い」という。同様に「●」は「星」と呼ばれる。この「チガイ」と「ホシ」から違星(チガイボシ)という家名を創り出し、それがイボシと呼び慣らされるようになった。
イコンリキの名前は『林家文書』の「安政六年ヨイチ御場所蝦夷人名前書 控」(1859年)に見え、「脇乙名」という役職(副首長、副指導者といった立場)、45歳という年齢、家族構成(三男として北斗の祖父・万次郎の幼名「ヤリヘ」の記述あり)が書かれている。
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