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2012年11月12日 (月)

注解アイヌ神謡集

「注解アイヌ神謡集」(知里幸恵著訳、北道邦彦編注)の解説編に収録されている佐藤三次郎「北海道幌別漁村生活誌」に、北斗のことが書かれていました。

 幌別の海岸について。

「六月頃になると、椿に似た真紅な花が沢山咲いて、とてもきれいである。
 この頃は鱒が沢山獲れるし、鰮もぼつぼつみえる頃であるが、ガスがひどく、毎日眺めている恵山(エザン)や近くの鷲別の岬までが、すっかり包まれてしまう事が多い。こんな時、地球岬の灯台は、一日中ボーを鳴らしている。

   幌別の浜のはまなす咲き匂い
   恵山の崎は遠くかすめり

 という違星北斗さんの歌も、この頃詠んだのだろうと思う。


 北斗が幌別にいた頃は7月半ばですが、まだ咲き頃ですね。

 この佐藤三次郎は幌別のバチラー教会の裏に住んでいた人で、「ウタリの友」にもタンネ・ヘカチの名前で寄稿しており、そこにも北斗の名前が登場します。
 http://iboshihokuto.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-3073.html

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