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2019年6月

2019年6月30日 (日)

余市姫

 

小学館 少年少女世界の名作1に所収の「余市姫」。

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当たり前だけど、難解な金田一京助訳と比べて非常に読みやすい。

「余市姫」に描かれる余市村とチャシの描写は、

実際に大きな城があったという余市コタンに近い気がする。

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余市姫はポンヤウンペの許嫁。

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巨鳥に乗るポンヤウンペとその一行。

巨鳥伝説は実際に余市に残っており、

夜襲された際に、襲撃者を全滅させたという。

また、北方の勇者として山丹彦が盟友的な存在として登場するが、

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余市アイヌの中には実際に、北方から襲撃して敗れ、土着したレプンクルの一族がいたと伝わる。

 

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余市姫は神の如く気高い美少女。

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だけど袖の中に「二又の鉾」を隠していて、

それで言い寄る男をバラバラの骨にする。

「めったに逃すことがない私が打ち損じるなんて」

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口からシュウシュウ息を吐き敵を鳥に変えてしまいながら、

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「私は平凡な少女だけど、主人公を逃したことだけは残念だわ」

と事も無げに寝る。

戦闘力も「萌え要素」も超高い。

 

余市コタンの「縦軸」

違星北斗について書かれた文章を読むと、違和感を感じることが多い。
それは、彼のバックボーンとなる余市のアイヌ社会のことが、あまりにも情報が少ないからだと思った。
様々な資料を付き合わせて各時代の余市コタンを再現できないかと考え、なんとかこういう表にまとめてみた。
これまで、知られていなかった、余市のアイヌ社会のコミュニティの存在が、可視化できる表になったかな、と思う。
余市の乙名(指導者)家系の流れを、伝承から近代まで。
またまだ空白があり、ひとつは1700年代。それから「コシャマインの戦い」前後は、記録がみつからない。
個人名、顔がない。
だけど、記録がないということは、記録し管理しようとする「和人」が周りにいない、彼らにとってはいわば幸せな時代であったかもしれない。
余市の図書館や道立図書館に行けば、もう少し埋まるだろうと思うが、今年は行けないっぽい。
何より自分自身で収穫だったのは、余市アイヌの歴史貫く、「始め」から「近代」まで15代続いた惣乙名家系、ユカラに描かれた余市の巨城に住んだ一族、八郎左衛門やノタラップの家系のことを、意識することができたこと。
動かない確かな縦軸が得られた気がする。

2019年6月 5日 (水)

違星北斗のフランス語訳の本

違星北斗のフランス語訳が出たと教えていただきました。って、北斗の顔ってこんなんだっけ?

 

https://www.amazon.fr/chant-l%C3%A9toile-nord-Carnet-Iboshi/dp/B07KLFJD4Z?fbclid=IwAR2aMn7AdT-lTdo3OHF6WXvay_TfFcQ8aqvLnB2W9t3Bb-KBgJYg8ft1oJQ

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