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2019年7月16日 (火)

#永遠のニシパ

#永遠のニシパ を見て松浦武四郎の「近世蝦夷人物誌」を読みたいと思った方、こちらをどうぞ。松前藩と和人商人の悪業がたくさん記されています。

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もちろん、アイヌ民族への為政者による抑圧というのは江戸期の松前藩の強制労働・搾取・人口減少だけではなく、明治以降は政府による土地掠奪、同化政策のターンがあるわけで。
そのへんは終盤の武四郎の叫びで表されているわけではありますね。

あと、漁場の経営は松前藩から商人に請負われていた。

外部委託された「企業」の経営者によって現場の実状は違っていた。
例えばアイヌの人口が比較的多く、和人との付き合いが古い余市の場合は、強制連行の話は聞かれない。

価な労働力として酷使されていたことは変わりがないが、余市では、「自分稼ぎ」もできたし、イキシュという団体抗議(ストライキ)もあった。

松浦武四郎をヒーローとして描くのは危険で「松前と商人(場所請負人、漁場支配人)たちがアイヌを虐げる悪い和人、武四郎と幕府はそれを救った良い和人」という描かれ方しちゃう可能性がある。
我々和人にとっては松前藩側に罪を被せられ、自分は武四郎側に立てて都合が良いから。

でも、その後、幕府は松前から蝦夷地の支配権を取り上げ、晴れて幕府のお役人となった武四郎も「ロシアの南下してきている、国境を確定せねば」という幕府の大義のもとで動き、蝦夷地を領土化し、アイヌを日本国民とすることが正しいことだ信じて疑わなかった。

(武四郎の人格を責めるわけではないです)。

 

松浦武四郎を読んでいると、和人によるアイヌの強制労働、女性への性的暴行のオンパレード。

ある女性は夫を別の土地に移され妾にされた。

若い男も女もいなくなり崩壊したコタン。

松前藩はアイヌ民族を社会ごと使い潰し続ける持続不可能なシステム。

血涙で出来た道を通って開拓者、たどり着いたコタン。

       ※

別に開拓者の子孫の方をどうこう言うつもりはなくて、

ただ、北海道「開拓150年」の苦労のその前の時代から、

何百年におよぶアイヌ民族の 「犠牲」によって、開拓の基礎が出来ているんだなあ、という。

そのことに自分も無自覚だったなあ、という感想です。

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