« 「称好塾」の句会 | トップページ | カムイギリ »

2020年11月28日 (土)

『路地裏のコタン』

 

『路地裏のコタン』。

この感じが北斗の育ったコタンなんだよね。
ゴールデンカムイに出てくるようなアイヌコタンじゃなく。
鰊景気に湧く余市の街の路地を抜けてくと、町外れの川沿いに、妙に街並みが違う一角がある。昔ながらのアイヌ家屋ではなく、板張りの普通の家。だけど広場には熊の檻がある。

もし北斗が映像化されるとしたら、そこは間違えちゃいけない。
当時の余市の和人労働者と同じような普通の家。
だけど、家の裏には幣棚があり、熊の頭骨とイナウが飾られ、伝説に名前が残る怪物退治の槍が飾らせている。その槍の名前が「ワタナベの槍」というんだけど、それも含めリアルなんだと思う。

 

尺八も短歌も北斗の育った当時の余市大川コタンなら自然な出会いだなと思うんです。
鰊バブルに沸き立つ街に飲み込まれてた、街外れの一角、アイヌプリではなく、言われないと気づかない和風家屋のコタン。

 

路地裏のコタン。
一見コタンには見えないけど、間違いなく北斗たちにはかけがえないコタン。

 

北斗は世界を、アイヌ民族を一人背負って立ってしまう。

 

自分が何とかせねばアイヌは滅ぶ、だから俺はアイヌのために生涯をかける。

 

一人で背負うには大きすぎるものを背負ってしまう。

 

その結果、命を燃やして27歳で死ぬ。カリスマミュージシャンのように。

 

 

« 「称好塾」の句会 | トップページ | カムイギリ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「称好塾」の句会 | トップページ | カムイギリ »

フォト

違星北斗bot(kotan_bot)

  • 違星北斗bot(kotan_bot)
2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ