『違星北斗の生涯』更新予定
どうにもこうにも忙しくて、なかなか進められない。
その理由は唯一つ。貧乏暇なしだ。
違星北斗も「アイヌを研究したら金になるかという人に 金になるよとよく言ってやった」と逆説でいうように、研究をするためには他で稼がねばならぬ。
しかし、私は馬鹿なので、金にならぬ「仕事」(と本来は言わないようなこと)ばかりを引き受けてしまう。
結果、働いても働いても、書いても書いても生活は楽にならない。
そうこうしているうちに、研究スケジュールは何ヶ月も遅れる。何年も遅れる。
ということでは全くダメだ。
今後の連載について、スケジュールをちゃんと立て直したい。
第7回 余市アイヌの系譜
もう、シャクシャイン以前は自分には手に負えない。とんでもなくたいへんなので、シャクシャイン時代以降で、とりあえず1回で済まして、本にするときに補足したい。
1 シャクシャイン時代~
2 祖父たちの時代
3 北斗の時代
(1月末目標。2月前半。ここが一つの山だ。あとは分かっていることを書くのだから、ここよりはましだと思いたい)。
第8回 違星北斗の家族 幼少期
母ハル。兄弟たち。家族に囲まれ、幸せな幼少期。
小学校に入ってからのいじめの日々。
小学校の成績。
母の死。
(2月末目標。ここはそんなに大変じゃないはず)。
第9回 青年期と「反逆思想」と「恩師」たち
労働の日々。病気。
新聞の記事。反逆思想。
思想の転機。小学校。
奈良。俳句と修養思想。自働道話。
友人・古田との出会い。
(3月末目標)
第10回 東京時代1 金田一と「アイヌ神謡集」知里幸恵
大正14年2月に上京。余市から腹ペコで上京。
金田一との出会い(「違星青年」)。知里幸恵。バチラー八重子。
金田一との出会いから、広がる人脈。
東京アイヌ学会。伊波普猷。柳田、今和次郎ほか、民俗学者たちとの出会い。
(4月末目標)
第11回 上京時代2 希望社と国柱会
自働道話社の東京府市場協会など、北斗の東京の家族となった人々。登山。
希望社の後藤静香との出会い。
国柱会のセミナー(金田一の証言)
(5月目標、このへんでちょっと前倒ししていきたい)。
第12回 上京時代3 東京の日々
違星北斗ノートに基づく東京生活。
山中峯太郎や出版人、短歌・俳句。
北海道人、医文学など。
(6月目標)
第13回 北海道へ(幌別、平取)
大正15年、7月。東京を去ることにした北斗。送別会。駅での別れ。
まずは幌別へ。(「旧コタン」の間違い)。
そして平取へ。
理想と現実の乖離。
日高のウタリからの疎外。
バチラーと後藤静香の決裂。
土工をしながら、平取を拠点に日高のコタンをめぐる日々。
(7月目標)
第14回 余市へ、病気と研究
昭和2年。兄の子の死により、余市に戻る。
ニシン漁。
病を得る。
回復。西川光次郎との再会。
後志の調査
(8月目標)
第15回 同人誌コタン発行、再び平取へ?
同郷の中里凸天と同人誌「コタン」発行。
再び平取、バチラー八重子との日々。
(9月目標)
第16回 新短歌時代、小樽新聞、フゴッペ論争
並木凡平と小樽歌壇の人々との交流。
無理解な歌人たち。
フゴッペ論争。
(10月目標)
第17回 売薬行商
昭和3年。後志、幌別、日高と売薬行商をしながらコタンをめぐる。
友人・鍛治照三の思い出。
能登酉雄。白老で友の死、山本先生、高橋房次先生、森竹竹市。
真志保、八重子との歌会。浦河太郎吉。
(11月目標)
第18回 闘病、北斗帖、古田謙二
余市での再びのニシン漁、
病気の再発。フゴッペ論争。「志づく」。
「北斗帖」
(12月目標)
第19回 絶筆、死、死後
友人・古田謙二(冬草)の尽力。
死の朝。
(1月目標)
第20回 違星北斗の影響と遺稿集「コタン」
北斗の死に反応した人々。
古田と、後藤静香たちによる「コタン」の発刊。
(2月目標)
といったところだろうか。
北斗生誕120年イヤーに、なんとしても完結させたいものだ。
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